MEC株式会社気象工学研究所

ハイブリッド降雨予測システム

降雨に伴う災害防止や企業活動のすばやい対応に貢献

特定地域に大雨をもたらし、多大な被害を与える集中豪雨や局所豪雨。
地球温暖化現象の影響により、近年、降雨は大きな災害にむすびつく要素を高めています。気象工学研究所では、ハイブリッド降雨予測シス テムを新開発。集中豪雨・局所豪雨など、突然で猛烈な降雨の予測精度を向上させます。 (特許第3851641号)

2004年2月、オーストラリア・メルボルンで開催された
国際レーダー学会においても大きな話題をよびました。

 

ハイブリッド降雨予測システムの概要

運動学的予測と物理的予測の融合で「予報の谷間」を解消。

降雨予測には「運動学的予測」と「物理的予測」があります。
運動学的予測は3時間以内の予測に有効で、 物理的予測は6時間以上先の予報が高精度です。両者の得意範囲にはさまれた3~6時間は「予報の谷間」 といわれ、予測の有効性が低くなる傾向にあります。ハイブリッド降雨予測は、対象地域の特性を加味したうえで運動学的予測と物理的予測を最適に融合。
6時間先まで、精度の高い雨量予測を提供します。

従来の短時間降雨予測との比較

安定して高い精度で予測。

ハイブリッド降雨予測と従来予測の精度を比較した結果、全般的にハイブリッド降雨予測の方が好成績を納めました。

ハイブリッド降雨予測システムの特色

高精度・長時間・リアルタイム・ピンポイント

1
予測対象地域ごとにカスタマイズ
予測対象地域の降雨特性・地形特性などを予測システムに取り込み、それぞれの地域に特有な降雨の発達・衰弱を予測することにより、高い精度の降雨予測を可能にしています。
2
長時間・高精度の予測が可能
6時間後までの予測が可能なうえ、運動学的予測と物理的予測の合成により「予報の谷間」もカバーするので、精度の高い降雨予報を発信します。
3
頻繁な更新でつねに最新予報を提供
予報の更新間隔は10分ごとと、従来の降雨予報をはるかに上回る頻度。リアルタイムの情報を発信することで、予報の精度をさらに高めます。
4
よりきめ細かい地域単位で予報
予報の単位は1.0km四方ごと。5.0km四方ごとの気象庁予測とくらべて、まさにピンポイントで知りたい地域の降雨予測が把握できます。