MEC株式会社気象工学研究所

気候変動に関する調査研究

地球温暖化に伴う治水、利水、環境影響の評価は、これからの河川計画・管理のすべてにかかわる基本です。

確実に進行する地球温暖化の現状

20世紀は過去1000年間のどの世紀にも見られぬほど温暖化が進んだ世紀とされ、気象庁がまとめた「20世紀の日本の気候」によると、日本の年平均気温は100年間で約1度も上昇、世界全体(0.7度)を大きく上回る勢いだったと報告されています。

気温の経年変化

治水、利水、環境への影響

近年、問題となっている地球温暖化現象は、治水・利水・環境などに大きな影響を与えています。そのため、各種気象要素に対する気候変動モデルを構築し、高精度な気候変化予測手法や異常降雨などの流出予測手法の研究開発を行い、適正な河川計画や水資源開発計画などを立案することが重要です。

コスト縮減、そして一層の安全・安心に向けて

地球温暖化に伴う治水、利水、環境への影響を適切に評価することは、今後、洪水の予警報、ダム操作といった河川の維持管理を合理的に行う上で、不可欠なものと考えられます。そして、このことは河川管理におけるソフト面のコスト縮減や地域住民の安全と安心の一層の向上にも寄与することとなります。

地球温暖化の影響

近年、頻発する集中豪雨、異常渇水なども地球温暖化が大きく影響しているといわれています。

温暖化の影響